すべてなつかしくて、愛おしいのは、簡単に会えないからだ。
私は情が湧くほど世話もしなかったし、遠くからただじっと眺めてばかりだったけど、
この家に少しの新鮮さをもたらしてくれた事に変わりはない。かわいいねずみ。ありがとう。
私に連絡してしまうあなたも男性として好きだし、
私にもう連絡をしないあなたはやっぱり人として好きだ。
大切な人のまま、別れられると思わなかった。
暖かいまま、すこし退屈。
身近なひとを亡くした時の痛みは簡単に推し量れない。
すべてうやむやな関係に深い言葉は出てこなかった。
何があったのか訊く勇気さえなかった。
寄り添えず与えられることばかりを望んでしまった自分がすごく情けなくて堪らない。
大切だったはずなのに。
八方塞がりだ。
大切なものには疎まれて、避けて来ていたものに追われて。前を見れば絶壁だし、後ろを見れば後悔で心がねじ切られそうだし、馬鹿みたいに泣いても残酷に明日はある。朝が来れば幸せな人たちばかりが目の前に現れて、また現れて、現れて、現れて夜になれば全てにぶっ潰されてわたしはどこに行けばいいの。どこで待っていればいい一体誰を?誰